キーワードの概要

キーワードは、写真のバージョンに割り当てられる説明的な語句で、メタデータとして保存されます。たとえば、家族の肖像写真には、ポートレート家族公園顧客選択購入済みなどのキーワードを含めることができます。

写真にキーワードを追加すると、写真を整理しやすくなる上、特定の写真を簡単に見つけられるようになります。

写真に適用したキーワードは、ビューアおよびブラウザで表示できます。また、選択した写真のキーワードを「情報」インスペクタで表示することもできます。

図。 イメージの下部のオーバーレイに表示されたキーワード。

「スマート設定 HUD」を使用すれば、キーワードに基づいて写真をすばやく見つけることができます。また、スマートアルバムを使用して、特定のキーワードが割り当てられた写真を自動的に集めることもできます。たとえば、「購入済み」という名前のスマートアルバムをライブラリレベルに作成すれば、購入済みのキーワードが適用されたすべての写真を自動的に集めるアルバムとなります。顧客がこれまでに購入した写真をすぐに確認したいときは、その「購入済み」スマートアルバムを開くだけで確認できます。

後で利用するときのことを考えて、写真にキーワードを適用しておくこともできます。たとえば、Web 用というキーワードが適用された写真を集めるために、そのようなスマート Web ページアルバムを作成するとします。写真を確認しながら、Web サイトに公開してもよいと思われる写真には、Web 用のキーワードを適用していきます。これで、Web 用のキーワードが適用されたすべての写真が、そのスマート Web ページアルバムに集められます。後になって、ある写真を Web サイトで公開しないことにした場合は、いつでもキーワードを削除することができます。キーワードを削除するとすぐに、その写真はスマート Web ページアルバムから削除されます。

写真をイメージライブラリに売る場合は、写真に割り当てられたキーワードを IPTC データとして書き出すことができます。書き出したキーワードは、それぞれ IPTC互換のキーワードフィールドとしてイメージファイルに埋め込まれます。写真に適用するキーワードが多いほど、見込み顧客がその写真を目にする可能性が高くなります。詳しくは、写真に IPTC メタデータとキーワードを適用するを参照してください。

重要: キーワードを IPTC データとして書き出す場合は、キーワードの長さが半角 64 文字を超えないようにしてください。それより長いキーワードは、ほかの IPTC エディタまたはオペレーティングシステムで適切に表示されないことがあります。

キーワードは以下の方法で適用できます:

  • 「キーワード HUD」を使用する

    図。 「キーワード HUD」のコントロール。
  • コントロールバーのキーワードコントロール、キーワードプリセット、およびキーワードフィールドを使用する

    図。 コントロールバーのキーワードコントロール。
  • 「リフトとスタンプ HUD」で「リフト」ツールと「スタンプ」ツールを使用する

    ツールストリップの「リフト」ツールと「スタンプ」ツール
  • 「情報」インスペクタを使用する

    図。 「見出しとキーワード」表示が表示されている「情報」インスペクタ。

メタデータオーバーレイ表示を使って、ビューアやブラウザで写真のキーワードを表示できます。キーワードは、写真の下部または写真の下に表示されるオーバーレイに表示されます。ただし、「一般」や「見出しとキーワード」など、キーワードが含まれるメタデータ表示を選択する必要があります。

ビューアおよびブラウザでのメタデータオーバーレイの表示について詳しくは、メタデータオーバーレイの概要を参照してください。

メタデータツールヒント(ブラウザまたはビューアで写真の上にポインタを置いたときに表示されるフローティング情報ウインドウ)を使って、写真のキーワードを表示することもできます。メタデータツールヒントの入/切を切り替えるには、Control + T キーを押します。

図。 ブラウザで選択したイメージのメタデータツールヒント。