カメラ、カードリーダー、またはデバイスから読み込む

「読み込み」ブラウザを使って、デジタルカメラ、カードリーダー、またはその他のデバイスの写真を読み込むことができます。カメラや記憶装置のすべての写真を読み込むか、選択した写真を読み込むことができます。

参考: カメラを直接コンピュータに接続するときは、カメラの電源を入れて写真転送のモードに設定するようにしてください(カメラのタイプに応じて、PC、PTP、通常、またはその他のモード)。一部のカメラは、コンピュータに接続したときに適切な転送モードが自動的に選択されます。具体的な手順については、カメラのマニュアルを参照してください。カードリーダーがある場合は、カメラではなくカードリーダーを使って写真を転送することをお勧めします。カードリーダーを使うと時間を節約でき、カメラのバッテリーを消費する必要もありません。

カメラやカードリーダーの写真を読み込む

  1. カメラまたはカードリーダーをコンピュータに接続します。

    「読み込み」ブラウザが開いて、カメラまたはカードに入っている写真が表示されます。

    参考: カメラまたはカードリーダーを接続したときに「iPhoto」が開いたら、「iPhoto」を終了します。次に「Aperture」で、「Aperture」>「環境設定」と選択して、「読み込み」をクリックします。「カメラを接続したときに起動する項目」ポップアップメニューから「Aperture」を選択します。カメラを接続解除してから再接続し、「Aperture」の「読み込み」ダイアログを開きます。

    図。 「読み込み」ブラウザが表示されている「Aperture」のメインウインドウ。
  2. 以下のいずれかの操作を行います:

    • 写真を新しい空のプロジェクトに読み込みたい場合:「保存先」ポップアップメニューから「新規プロジェクト」を選択して新しいプロジェクトを作成し、「プロジェクト名」フィールドにプロジェクトの名前を入力します。

      図。 「読み込み」ブラウザの「保存先」ポップアップメニュー。
    • 写真を既存のプロジェクトに読み込みたい場合:「ライブラリ」インスペクタでプロジェクトを選択します。

      図。 イメージを読み込むために「ライブラリ」インスペクタで選択されているプロジェクト。

      「保存先」ポップアップメニューに、選択されたプロジェクトが表示されます。

  3. 以下のいずれかの操作を行って、オリジナル・イメージ・ファイルを保存する場所を選択します:

    • 読み込んだオリジナルを Aperture ライブラリに保存するには:「ファイルの保存場所」ポップアップメニューから「Aperture ライブラリ」を選択します。

    • 読み込んだオリジナルをハードディスク上の「ピクチャ」フォルダに参照イメージとして保存するには:「ファイルの保存場所」ポップアップメニューから「ピクチャ」を選択してから、「ファイル移動」ボタンまたは「ファイルコピー」ボタンをクリックして、イメージファイルを「ピクチャ」フォルダに移動するかコピーするかを選択します。

    • 読み込んだオリジナルを「ピクチャ」フォルダ以外の場所に参照イメージとして保存するには:「ファイルの保存場所」ポップアップメニューから「選択」を選択してから、フォルダを選択します。表示されるダイアログで、読み込んだオリジナルを保存する場所を選択してから、「開く」をクリックします。「サブフォルダ」ポップアップメニューから「プロジェクト名」を選択して、プロジェクト名と同じ名前のフォルダにファイルが保存されるように指定します。「ファイル移動」ボタンまたは「ファイルコピー」ボタンをクリックして、イメージファイルを新しい場所に移動するかコピーするかを選択します。

  4. 追加の読み込み設定のコントロールを追加するには、「読み込み設定」ポップアップメニューからオプションを選択します。

    読み込み設定について詳しくは、読み込みオプションの概要を参照してください。

  5. 以下のいずれかの操作を行います:

    図。 「読み込み」ブラウザの「すべてにチェックを付ける」ボタンと「すべてのチェックを外す」ボタン。
    • カメラやカードリーダーからすべての写真を読み込むには:「すべてにチェックを付ける」をクリックします。

      「読み込み」ブラウザ内にあるすべての写真のチェックボックスが選択されます。

    • カメラやカードリーダーから写真のサブセットを読み込むには:「すべてのチェックを外す」ボタンをクリックしてすべての写真のチェックボックスを解除してから、読み込みたい写真のチェックボックスを選択します。

      隣接している写真の場合は Shift キーを押したままクリックし、隣接していない写真の場合は Command キーを押したままクリックしてから、いずれかの写真のチェックボックスを選択することもできます。いずれかのチェックボックスを選択するだけで、選択されているすべての写真のチェックボックスが選択されます。

      参考: カメラの種類によっては、読み込む前に写真の内容を確認したい場合に、サムネールイメージをダブルクリックすると、大きな写真を見ることができることもあります。サムネールイメージ表示に戻るときは、写真をもう一度ダブルクリックします。

  6. 「チェックした項目を読み込む」ボタンをクリックします。

    図。 「読み込み」ブラウザの「チェックした項目を読み込む」ボタン。

    読み込み処理が始まり、プロジェクト名の横に読み込みの進行状況を示すインジケータが表示されます。写真が読み込まれると、ダイアログが表示されます。

  7. 「カードを取り出す」、「カードを消去して取り出す」、または「完了」をクリックします。

    参考: このダイアログに表示されるオプションは、カメラを接続したときにそのカメラが機能する方法によって異なります。一部のカメラは、大容量記憶装置として接続されます。これらのカメラから読む込むと、「消去します」および「取り出し」オプションが表示されます。ほかのカメラは単にカメラとして接続されるので、読み込みが完了しても「消去します」または「取り出し」は表示されません。その場合は、直接カメラで写真を消去できます。

ブラウザに写真が表示されたら、写真の操作を開始できます。読み込み処理が完了するまで、写真が一時的にグレイのボックスとして表示されることがあります。

記憶装置の写真を読み込む

コンピュータやその他の記憶装置に保存されているイメージファイル、オーディオファイル、およびビデオファイルを読み込むことができます。読み込んだファイルを Aperture ライブラリに保存するか、ファイルを参照のイメージファイル、オーディオファイル、およびビデオファイルとして読み込んで別の場所に移動またはコピーするかを選ぶことができます。

参考: 読み込む写真のフォルダがある場合は、「ファイル」メニューで「読み込む」>「フォルダをプロジェクトとして」コマンドを使ってフォルダを読み込めます。詳しくは、ファイルのフォルダを Finder から読み込むを参照してください。

多くの一般的なイメージフォーマットでイメージファイルを読み込むことができます。たとえば、フィルムや印画された写真など、デジタルソース以外のソースをスキャナで読み取ったイメージも読み込むことができます。QuickTime互換のオーディオファイルやビデオファイルを読み込むこともできます。このようなファイルの場合でも、「読み込み」ブラウザを使用すれば、ハードディスク上のフォルダに移動する場合と同じくらい簡単に Aperture データベースに追加できます。

  1. ツールバーの「読み込む」ボタンをクリックします(または Command + I キーを押します)。

    「読み込み」ブラウザが表示されます。

  2. コンピュータを選択します。

    図。 読み込む場所が選択されている「読み込み」パネル。
  3. ブラウザの下部で、読み込みたいファイルが入っているフォルダに移動します。

    左側の列にコンピュータ、接続されているサーバ、および接続されている記憶装置のリストが表示されます。

    ヒント: デスクトップをすばやく選択するには、Command + D キーを押します。

    図。 「読み込み」ブラウザで選択されているファイル。

    読み込みたいファイルが入っているフォルダを選択すると、「読み込み」ブラウザにイメージファイル、オーディオファイル、およびビデオファイルを表すサムネールイメージが表示されます。

  4. 以下のいずれかの操作を行います:

    • ファイルを新しい空のプロジェクトに読み込みたい場合:「保存先」ポップアップメニューから「新規プロジェクト」を選択して新しいプロジェクトを作成してから、「プロジェクト名」フィールドにプロジェクトの名前を入力します。

      図。 「読み込み」ブラウザの「保存先」ポップアップメニュー。
    • ファイルを既存のプロジェクトに読み込みたい場合:「ライブラリ」インスペクタでプロジェクトを選択します。

      図。 「ライブラリ」インスペクタでファイルの読み込み先のプロジェクトを選択しているところ。

      「保存先」ポップアップメニューに、選択されたプロジェクトが表示されます。

  5. 以下のいずれかの操作を行います:

    図。 「読み込み」ブラウザの「すべてにチェックを付ける」ボタンと「すべてのチェックを外す」ボタン。
    • 選択したフォルダにあるすべてのファイルを読み込むには:「すべてにチェックを付ける」をクリックします。

      「読み込み」ブラウザ内にあるすべてのファイルのチェックボックスが選択されます。

    • 選択したフォルダからファイルのサブセットを読み込むには:「すべてのチェックを外す」ボタンをクリックしてすべての写真のチェックボックスを解除してから、読み込みたい写真のチェックボックスを選択します。

      参考: カメラの種類によっては、読み込む前に写真の内容を確認したい場合に、サムネールイメージをダブルクリックすると、大きな写真を見ることができることもあります。サムネールイメージ表示に戻るときは、写真をもう一度ダブルクリックします。

  6. 以下のいずれかの操作を行って、読み込んだファイルを配置する場所を選択します:

    • 読み込んだオリジナルを Aperture ライブラリに保存するには:「ファイルの保存場所」ポップアップメニューから「Aperture ライブラリ」を選択します。

    • 読み込んだオリジナルを参照のイメージファイル、オーディオファイル、またはビデオファイルとして現在の場所に保存するには:「ファイルの保存場所」ポップアップメニューから「現在の場所」を選択します。

    • 読み込んだオリジナルを参照のイメージファイル、オーディオファイル、またはビデオファイルとしてハードディスク上の「ピクチャ」フォルダに保存するには:「ファイルの保存場所」ポップアップメニューから「ピクチャ」を選択してから、「ファイル移動」ボタンまたは「ファイルコピー」ボタンをクリックして、ファイルを「ピクチャ」フォルダに移動するかコピーするかを選択します。

    • 読み込んだオリジナルを参照のイメージファイル、オーディオファイル、またはビデオファイルとして「ピクチャ」フォルダ以外の場所に保存するには:「ファイルの保存場所」ポップアップメニューから「選択」を選択してから、フォルダを選択します。表示されるダイアログで、読み込んだオリジナルを保存する場所を選択してから、「開く」をクリックします。「サブフォルダ」ポップアップメニューから「プロジェクト名」を選択して、プロジェクト名と同じ名前のフォルダにファイルが保存されるように指定します。「ファイル移動」ボタンまたは「ファイルコピー」ボタンをクリックして、イメージファイルを新しい場所に移動するかコピーするかを選択します。

  7. 追加の読み込み設定のコントロールを追加するには、「読み込み設定」ポップアップメニューからオプションを選択します。

    読み込み設定について詳しくは、読み込みオプションの概要を参照してください。

  8. 「読み込み」ブラウザの右下隅にある「チェックした項目を読み込む」ボタンをクリックします。

    読み込み処理が始まり、プロジェクト名の横に読み込みの進行状況を示すインジケータが表示されます。読み込み処理が完了すると、ダイアログが表示されます。

    ヒント: 追加のイメージファイル、オーディオファイル、またはビデオファイルをすぐに読み込みたい場合は、Option キーを押しながら「チェックした項目を読み込む」ボタンをクリックします。「読み込み」ブラウザは開いたままなので、すぐに追加項目の読み込みを開始できます。

    ブラウザにファイルが表示されたら、イメージの操作を開始できます。

    重要: 「Aperture」では、XMP サイドカーファイルの読み込みと書き出しができます。ただし、「Aperture」には XMP 1.0 仕様に準拠したメタデータのみが表示されます。他社製アプリケーションで作成されたレート、ラベル値、およびカスタムメタデータは対応していません。

Finder からファイルをすばやく読み込む

イメージファイル、ビデオファイル、およびオーディオファイルは、Finder やデスクトップから直接「ライブラリ」インスペクタ、ビューア、およびブラウザにドラッグできます。カメラ以外のソースから受け取ったイメージファイルを「Aperture」で使用したい場合は、この方法が便利です。また、デスクトップやコンピュータのさまざまなフォルダに散在しているイメージファイル、オーディオファイル、およびビデオファイルをライブラリ内の 1 つの場所にまとめたい場合にも、この方法を利用できます。

  1. 「ライブラリ」インスペクタで、写真を読み込むプロジェクトやアルバムなどの項目を選択します。

  2. Finder でイメージファイル、オーディオファイル、またはビデオファイルを検索します。

  3. ファイルを、「ライブラリ」インスペクタで選択した項目にドラッグするか、ブラウザまたはビューアの任意の場所にドラッグします。

読み込み処理が始まり、プロジェクト名の横に読み込みの進行状況を示すインジケータが表示されます。