エフェクトを作成する/適用する
同じ調整パラメータ設定をよく使う場合は、その設定をエフェクトとして保存できます。たとえば、カラーイメージを白黒に変換するエフェクトを作成できます。個々の調整または複数の調整の組み合わせをエフェクトとして作成できます。
エフェクトを作成すると、「調整」インスペクタおよび「インスペクタ HUD」の「調整」パネルで、「エフェクト」ポップアップメニューに表示されます。新しいエフェクトは、「エフェクト」ポップアップメニューの下に表示されます。エフェクトが増えてリストが長くなると、その中から特定のエフェクトを見つけにくくなることがあります。エフェクトの順序を並べ替えることで、エフェクトを見つけやすくすることができます。
似たようなエフェクトをエフェクトグループにまとめることで、エフェクトを整理することもできます。また、エフェクトを書き出して別の Aperture システムで使うことができます。
重要: 以前のバージョンの「Aperture」では、特定の調整のエフェクト(以前は調整プリセットと呼ばれていました)には各調整の「プリセットアクション」ポップアップメニューからアクセスできました。プリセットは、その調整のプリセットダイアログで作成して保存していました。以前のバージョンの「Aperture」で作成して保存した調整プリセットは、「調整」インスペクタまたは「インスペクタ HUD」の「調整」パネルの上部にある「エフェクト」ポップアップメニューにエフェクトとして表示されます。以前のバージョンの「Aperture」で作成した調整プリセットを削除したい場合は、「エフェクトを変更する」を参照してください。
エフェクトを作成する
保存したい調整パラメータ設定が適用されている写真を選択します。
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「調整」インスペクタまたは「インスペクタ HUD」の「調整」パネルの上部で、「エフェクト」ポップアップメニューから「エフェクトとして保存」を選択します。
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「エフェクトプリセット」ダイアログで、新しいエフェクトの名前を入力して、「OK」をクリックします。
調整パラメータ設定がエフェクトとして保存され、新しいエフェクトが「調整」インスペクタまたは「インスペクタ HUD」の「調整」パネルにある「エフェクト」ポップアップメニューに表示されるようになりました。
イメージにエフェクトを適用する
エフェクトをイメージに適用すると、エフェクトに保存した設定を反映するために調整コントロールとパラメータ値がアップデートされます。必要に応じて、イメージ調整処理でエフェクトを適用してみてから、適用後のイメージのエフェクトを修正することもできます。
写真を選択します。
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「調整」インスペクタまたは「インスペクタ HUD」の「調整」パネルで、以下のいずれかの操作を行います:
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すでに適用されている調整にさらにエフェクトを適用するには:「エフェクト」ポップアップメニューから、イメージに適用したいエフェクトを選択します。
参考: ポインタを「エフェクト」ポップアップメニューのエフェクトの上に置くと、イメージに適用される調整のプレビューが、強調表示されたエフェクトの右側に表示されます。
すでに適用された調整をエフェクトで置き換えるには:Option キーを押したまま、「エフェクト」ポップアップメニューからエフェクトを選択します。
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エフェクトを変更する
「調整」インスペクタまたは「インスペクタ HUD」の「調整」パネルで、「エフェクト」ポップアップメニューから「エフェクトを編集」を選択します。
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「エフェクトプリセット」ダイアログで、以下のいずれかの操作を行います:
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エフェクトから調整を削除するには:変更したいエフェクトを選択してから、選択したエフェクトで削除したい各調整の横にある「削除」ボタン(−)をクリックし、「OK」をクリックします。
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エフェクトの名前を変更するには:変更したいエフェクトの名前をダブルクリックして、新しい名前を入力し、Return キーを押します。
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エフェクトの順序を並べ替えるには:エフェクトをドラッグして目的の順序にし、「OK」をクリックします。
エフェクトをドラッグすると、エフェクトが配置される場所に青色のバーが表示されます。
「エフェクトプリセット」ダイアログのエフェクトの順序を反映するために、「エフェクト」ポップアップメニューのエフェクトリストがアップデートされます。
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エフェクトを削除するには:削除したい写真を選択してから、Delete キーを押します。
「エフェクトアクション」ポップアップメニュー から「プリセットを削除」を選択して、表示されるダイアログで「削除」をクリックすることもできます。
エフェクトを削除しても、そのエフェクトを使ってイメージに適用された調整はすべて適用されたままです。
「Aperture」に付属のデフォルトのエフェクトを復元するには:「エフェクトアクション」ポップアップメニューから「すべてを出荷時の設定に戻す」を選択します。
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エフェクトグループを作成する
エフェクトグループを作成することで、「エフェクト」ポップアップメニューに最初に表示されるエフェクトの数を減らすことができます。たとえば、いくつかの種類の「カラー」調整設定をエフェクトとして保存している場合は、「カラー」エフェクト用のエフェクトグループを作成して、「カラー」という名前を付けることができます。「エフェクト」ポップアップメニューから「カラー」を選択すると、個々の「カラー」エフェクトが右側のサブメニューに表示されます。
「調整」インスペクタまたは「インスペクタ HUD」の「調整」パネルで、「エフェクト」ポップアップメニューから「エフェクトを編集」を選択します。
「エフェクトプリセット」ダイアログで、「エフェクトアクション」ポップアップメニュー から「新規プリセットグループ」を選択します。
新しいエフェクトグループに名前を付けて Return キーを押します。
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エフェクトをエフェクトグループにドラッグします。
エフェクトがエフェクトグループにまとめられ、エフェクトグループの名前の左側にある開閉用三角ボタンをクリックすることでアクセスできるようになります。
「OK」をクリックします。
エフェクトを別の Aperture システムと共有する
最初の Aperture システムで、「調整」インスペクタまたは「インスペクタ HUD」の「調整」パネルの上部にある「エフェクト」ポップアップメニューから「エフェクトを編集」を選択します。
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「エフェクトプリセット」ダイアログで、共有したいエフェクトを選択します。
参考: 複数のエフェクトを共有するときは、エフェクトグループを作成してからそのグループを選択する必要があります。詳しくは、前述の「エフェクトグループを作成する」を参照してください。
「エフェクトアクション」ポップアップメニュー から「書き出す」を選択します。
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表示されるダイアログで、エフェクト名を「別名で保存」フィールドに入力し、書き出すエフェクトの場所を選択してから、「書き出す」をクリックします。
選択した場所に「<名前>.AdjustmentPresets」としてエフェクトが書き出されます。もう一方の Aperture システムがアクセスできる場所にエフェクトを書き出すことをお勧めします。エフェクトファイルは小さいので、別の Aperture システムにメールで送信することも簡単にできます。
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2 番目の Aperture システムで、エフェクトファイルの場所に移動して Control キーを押したままクリックし、ショートカットメニューから「このアプリケーションで開く」>「Aperture」と選択します。
エフェクトが 2 番目の Aperture システムに転送されて、「エフェクト」ポップアップメニューに表示されます。